私たちの主流な移動手段として「カーシェアリング」が注目されています。
「カーシェアリング / Car Sharing」とは、多数のものが車を共有し、必要なときにいつでも自由に車を借りられるサービスのことです。レンタカーと似ています。
レンタカーとカーシェアリングの主な違いは、車を使用する時間の長さです。
レンタカーは長時間の車の使用を想定しており、カーシェアリングは短時間の車の使用を想定しています。(最短15分)
カーシェアリングは主に移動手段として使われるのですが、意外なことに移動手段ではない使い道があるのだそうです。一体どのような使い道があるのでしょうか。
カーシェアリングの使い道
移動手段を除くカーシェアリングの使い道は5つあります。これらの使い道があるゆえに、カーシェアリングが流行していることも考えられます。
ビジネス電話
外でビジネス電話をすると他人からのトゲトゲしい視線を感じることがあります。
そうした視線を避けるためにカーシェアリングを利用して、車内でビジネス電話をする人がいます。
また、他人に聞かれたくない話をするときにもカーシェアリングを利用する人がいます。
読書
「読書をしたい」と思っても近くに静かに過ごせる場所がないとき、カーシェアリングを利用して読書することができます。
ひとりで静かに過ごせる場所はあまりありません。休憩時間に読書に耽りたい人にとっては車内はピッタリな場所なのでしょう。
ひとりカラオケ
「カラオケにいけばいいだろう」と言いたいところですが、カーシェアリングの使い方は人それぞれです。カーシェアリングを用いて熱唱する人もいるようです。車内ではエコーが効くのかもしれません。
仮眠
カーシェアリングを利用して、昼休みを仮眠して過ごす人もいるようです。15分200円ほどですので30分で400円です。
疲れがたまってきたら利用するのもよさそうです。
カーシェアリングのステーションが近くにあれば良いのですが。
内緒の話
自宅に子どもがいて、子どもには聞かれたくない話をするときにカーシェアリングを利用するのだと思います。
このほかにもスマホやパソコンの充電をするためにカーシェアリングを利用する人もいるようです。
いろいろな使い道がありますが、本来のカーシェアリングの使い道は移動手段です。
子どもの送り迎え、電車のトラブル、急用、ドライブなど、カーシェアリングにはさまざまな使い道があります。
シェアは当たり前の時代|シェアすることの重要性
「シェアする」というとひとつのものを分けることを連想して、なんだか「ケチくさい」と感じる方もいます。
そうした方に言わなければならないことは「シェアは当たり前」ということであり、今後の社会で「シェアは重要になる」ということです。
たとえば、私たちの身近なところで「シェア」の様子を見てみると…
- 写真のシェア
- シェアハウス(ルームシェア)
- SNSのシェア(いいね)
- 服のシェア
などがあります。
こうしたシェアによって成立する経済の仕組みが「シェアリングエコノミー(共有経済)」です。
シェアすることで物質的なモノの生産が減ることにつながります。
なぜなら、ひとつのモノをみんなで共有(シェア)するからです。
つまり資源の無駄づかいを無くして、地球環境にやさしい世界をつくることができるわけです。
また、例にあげたように、家をシェアすることもできます。
そのため、空き家をゲストハウス式にして、需要が高まる宿泊施設の代わりに空き家を使うことができるのです。
とくにイベントごとになると周辺の宿泊施設が満室ということがよくありますからね。
さらに人口減少時代に問題視される「限界マンション」もシェアによって解決できます。
マンションの空き室をゲストハウス式にして、利用者からマンションの管理費をまかなえば良いのです。
環境問題や資源の乱用問題そして家にまつわる問題を解決するカギとなるのがシェアです。シェアが当たり前になることで、所有の概念は薄くなるでしょうか。
私たちが採用している資本主義も社会主義もしくは共産主義へ移行していくかもしれません。カーシェアリングから話が脱線しましたが、それほどシェアには重要な意味が込められているのです。
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