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【TED】教育に革命を!

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教育に革命をもたらす

「すきを仕事にできる人」や「仕事を楽しんで生きる人」に対して「人生を耐えて生きる人」や「仕事を楽しめず仕事に苦痛を感じている人」というように生き方に差が生まれるのはいったいどうしてか?

 

著名な教育者であるKen Robinson氏はこうした “生き方の差” が生まれる大きな原因のひとつに「教育」があると主張します。

 

教育に革命を! Bring on the learning revolution!

 

<要約>

 

教育はある面で多くの人の持って生まれた才能を引き離します。

 

“人の才能” は天然資源と同じように深い場所に埋もれています。

才能は表面には転がっておらず、探さなければ見つかりません。

深い場所に埋もれている “人の才能” を探すことのできる環境を整える必要があります。

その環境を整えることには「教育」が必要ですが、現在の世界で進行している教育システム・従来の教育システムは破綻しています。

これらの教育システムは機械的な外食産業のファーストフードプロセスのように私たちを均一化・標準化させ、人の才能を見失わせてしまいます。

破綻した教育システムを進化させても意味がなく、教育システムに革命をもたらさなければなりません。

われわれは画一的・機械的な従来の教育システムを排除して、人が成長するための、花を開くための条件を、教育を個別化して整える必要があります。

 

教育に革命を!の感想

 

「教育はある面で多くの人のもって生まれた才能を引き離します」というのは至極全うな意見です。というのは「教育の目的」とは、これは私見でありますが、社会の秩序を維持するように学習者を仕立てることにあるからです。従来の(現在の)教育は人のもって生まれた才能を引き離して大衆化させるのが目的なのです。

社会は大衆によって維持ないし形成されます。

Ken Rovinson氏のいう教育が「個人の才能を発掘させること」になれば、大衆を個別化させることになります。これはすなわち社会の秩序を擾乱させる教育の自家撞着ともよべる現象を引き起こすのです。

「個人の才能を発掘すること」が社会の秩序を擾乱させることに帰結する理由は、大衆の解体にくわえて個人の真の才能は社会とは折り合わないからです。

「教育」とはいってしまえば観念の植付であり、人間のもっとも野蛮な性質を隠すような性格を帯びています。そのような教育が失われて、大衆は個別化し、個人の本性が開眼し、そのような個人が世間に蔓延することになれば、社会の秩序もなにもありません。社会とは乖離した個人の自己主張の激しい、自由が横行闊歩した状態の幕開けです。端的にいえば「教育の個別化」がアナーキズムに帰着するかもしれません。

教育の問題は、ゆるやかに、ときの流れに身を任せて決定するほかはありません。「教育がある面で人の才能を引き離す」というのは至極全うな意見ではありますが、これは翻って教育は「人の才能を引き離さざるをえない」ともいえるでしょう。

 

入園面接について

 

 

現在は「良い」幼稚園に入る競争が とても熾烈になっているので 入園面接もあります。

3歳児ですよ。子供たちが無表情な面接官の前に座ります。

面接官は履歴書を手にぱらぱらとめくりながら言います。

「これだけですか?」「36ヶ月間生きてきて たったこれだけですか?」

確たる実績が何もありませんね。最初の6ヶ月は授乳を受けていただけじゃありませんか。

考えただけでも馬鹿げていますが、みんなそれに引かれるのです。

 

Bring on the learning revolution! 

 

幼少期に身につけるべき能力は「勇気」と「我慢」とであって、「勇気」とは未知に臆せずに生を滾り立たせることであり、「我慢」とは内面に葛藤を抱えて苦しみながらも尚もみずからの生を鼓舞し続けることです。

両者の能力はどのような幼稚園においても獲得されるかと思われます。日本では入園面接ということはあまり馴染みがない気がしますが、これは考えただけでも馬鹿げています。

 

 

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