本オルテガ|『大衆の反逆』の読書感想|オルテガの政治思想について ルネサンス、宗教改革、そしてフランス革命のもたらした人間の自由と平等は、ヨーロッパ建国の精神的支柱となり、ヨーロッパの大衆がとまれぬほどの力を与えることになった。意見をもたぬ大衆が社会的勢力の中枢となり、もはや少数の哲人や為政者のみでは世論... 2022.03.11本社会
日本文学真野さよ|『黄昏記』の読書感想|逃れられない「老い」と「介護」という問題 何事も虚むなしいものだと決めてかかって世界を眺むれば、どんなに新鮮な出来事でも忽たちまちに色褪せてしまう。ひとたび虚しさが意識されると、世界は演劇のように台本にしたがって進行するようで、いかなる悲劇的事件も、舞台進行に欠かせ... 2022.03.03日本文学本社会
日本文学坂口安吾|『堕落論』の読書感想|現代日本が堕落する必要はあるのか? 必要から生まれた言葉は純粋で、代用としての言葉以上に何かを物語るものである。坂口安吾の文体は奇妙で道化のようであるが、それがたわいもない細工物に堕していないのはどうしても書かねばならぬことで、書く必要のあることだからである。 ... 2022.02.24日本文学本社会
アイデアアーティストの精神の不安定について ある一つの生命を生むために苦しみに耐えねばならぬことを考えると、アーティストの活動あるいは創造は、あの陣痛に等しいと思われる程の苦しみに耐えねばならない。 《人の心は、悲惨な状況の中で力強く耐える人に、最も深く感動するよう... 2021.08.06アイデア社会
アイデア視線恐怖症について|人の目が気になるときの対処法 人の目を気にするあまり挙動不審になることを視線恐怖というらしい。外出中、人の目を気にすること、また、自分の視線をどこに向ければいいのかを分からないので目がぐるぐるとまわり、あるいは身体からだが石のごとく硬く固まって、不自然な... 2021.08.05アイデアライフカクメイ悩み社会
アイデア大衆とは何か?あなたは大衆か革新家か? 大衆を考えることは、自己確立に至るひとつの方法である。大衆を考えることは、この世に生きる自分は何者か、その存在意義を明らかにすることでもある。だから大衆を考えるときには、当然、その漠然とした群像の中の視点に立たなければならない。 ... 2021.08.04アイデア政治・社会社会
アイデア科学の進歩とプラネタリーバウンダリーについて 先月、七月にアマゾン創業者のジェフベゾス氏は自身のベンチャー企業によるロケットに乗って宇宙旅行したようである。これは地球を眺める特権を宇宙飛行士のみならず一般人に与えてくれる誠に魅力的なニュースであった。 およそ百年前の二十世... 2021.08.04アイデア社会
松岡の日記♪ボランティア活動ということ A君:「(ゴミ拾いの)ボランティア活動募集か。よし、応募するか。」(と、掲示板にあるリーフレットをみながらつぶやく) B君:「なあ、君はなんでボランティア活動という偽善者のやるような行為をしてるんだ?」 ... 2019.12.13松岡の日記♪社会美
社会AI時代の新ベーシックインカム論とは?実現可能?その問題点とは? AI(人工知能)開発はますます加速して、今ある仕事の49%が2035年ごろまでに消滅するといわれています。仕事が消滅すると私たちの収入源が途絶えてしまいます。となるとベーシックインカムの制度を実現させなければなりません。月に7万円のベーシックインカム(BI)は実現可能なのでしょうか?答えはYES。実現は可能です。 2019.03.10社会
悩み老後の趣味を見つける!20代の男が老後の趣味を考えた 最近「老後の趣味」について悩んだことはありませんでしょうか? 老後に趣味を持っていないと「人生の楽しみが減る」というのが私の考えです。 「趣味を持つすばらしさ」には、生きがいが出ることや交流の輪が... 2019.02.21悩み社会