【この記事の対象者:TOEIC500点以上の人!】
「TOEICの学習に飽きた」
「似たような問題しか解いてないからTOEICに飽きる!」
TOEICの勉強をしたことがある人なら、一度はこうした悩みを持つはずです。
そのような悩みに対して、私からいえることはひとつよ。
「TOEICの学習に飽きたら、違った方向から英語学習を始めるべき!」
イヤなことをがんばり続けても、身につく英語も身につきません。
最悪の場合は英語が嫌いになることもあります!
TOEICで求められる英語は、表面的な日常会話に限られます。
「プロジェクトの進捗はどう?」
というのが表面的な日常会話です。
TOEICで高得点をとるためには、1000本ノックといわんばかりに、Part5で1000問以上の問題を解く必要があります。
それも5~6回以上復習するものですから、その数5000問以上も!
「プロジェクトの進捗はどう?」
という問題を5000問以上解いても、「対TOEIC用」の英語力しか上達しません。
英語力全般を上げるためにも、TOEICにしか出題されないような問題を解くのではなく、さまざまな英文を知る必要があります!
私の点数は805点ですが、これより上の点数の人も参考になる記事の構成です!
TOEIC学習に飽きたら? ①「受験英語」「TOEFL」「英検」の教材をみてみる!
「受験英語」「TOEFL」「英検」に共通していえることは、内容がアカデミック(学術的)ということです!
もし、TOEICの目的が
「外国人と仲良くなりたい」
ということも含まれているなら、アカデミックな内容もおさえておくべきです。
というのも、私たちが話す内容にアカデミックな内容は多少なりとも含まれています。
たとえば、科学技術や健康に関してです。
深い議論をするわけではありませんが、
「人工知能は人間を超えるのかなぁ〜」
「遺伝子組み換え食品って安全なのかな?」
といったような会話を日常ですると思います。
「人工知能」や「遺伝子組み換え」というキーワードはTOEICでは出題されません。
「会議はどうだった?」
のような会話だけでは外国人とまともな英会話はできないでしょう。
そのため、英語を使うなら多少アカデミックな内容に触れておくべきだと思います!
「受験英語」「TOEFL」「英検」の教材はアカデミックな内容の宝庫です。
TOEIC学習に飽きたらこの3つの教材で学ぶこともオススメです!
受験英語の教材『リンガメタリカ』
リンガメタリカは、グローバル化や社会問題、環境問題など基礎教養として知っておくべきことが英語で学べるのが特徴です。(もちろん日本語訳もあります!)
背景知識として日本語での解説があるのも本書の特徴です。
社会問題や環境問題のほか、テクノロジーや哲学、医学なども本書で取り扱っています!
これらの問題に関して意見を求められたときに、いつでも答えておけるよう準備しておいて損はありません。
『リンガメタリカ』はリーディングのほか、リスニングもできますが、CDは本体と別で販売されています。
受験英語の教材『やっておきたいシリーズ』
『やっておきたい』は300,500,700,1000と難易度が分かれています。
そのため、自分の英語レベルに合わせて学習を進めることができます!
TOEIC500点ほどあれば、やっておきたい700に挑戦できます!
やっておきたいの内容は、高齢化社会や異文化理解、遺伝子問題など知っておきたい内容ばかりです。
『やっておきたい』をやっておくと長文問題になれるため、Part7での「時間がない現象」が少なくなると思います。
ただ、やっておきたいの難点はリスニング用のCDがない、ということです。
TOEFL用の教材『テーマ別英単語 ACADEMIC』
ACADEMICの著者は先ほどご紹介した『リンガメタリカ』と同じで、中澤 幸夫という人です。
著者はとくに経済学に精通しているため、『テーマ別英単語 ACADEMIC』の人文・社会科学編がオススメです!
初級・中級・上級とレベルが分かれているため、自分にあったレベルで学習を進めることができます!
「テーマ別英単語」と題してありますが、どちらかといえば長文主体です。
長文の中で出てくる単語を取り上げて、単語の使い方は文章で学んでくださいよ、という形式です。
英検用の教材『英検過去問題集』
英検用の教材に関しては、じっくりと問題を見たことがありませんのでオススメできる教材はわかりません。
しかし、書店では『英検全問題集』というタイトルの本が売れている傾向でした!
TOEIC学習に飽きた人は教材(本)を使うことがイヤという人が多いかもしれません。
そこで、教材(本)を使うのがイヤな人にとってオススメの方法がこちらです!!
TOEIC学習に飽きたら? ②オンライン英会話を試してみる!
TOEICの学習に飽きたら、オンライン英会話がオススメです!
会話という練習を積まなければいつまでも英語を話すことはできません。
英会話は慣れておかないと、いざ会話が始まるときにアタフタしてしまいます。
「英語を使う」という前提であれば、オンライン英会話で「会話慣れ」しておくことが重要です!
ただ、オンライン英会話の難点はインターネット環境が悪いと、音声が聞きとりづらくなることです。
音声が不安定だと、聞きとれる内容も聞きとれなくなってしまいます。
そのため、オンライン英会話をするときは、インターネット環境を整えておきましょう!
また、オンライン英会話を始める前に、ある程度の英語を身につけておくのが望ましいです。
日常で使うフレーズを覚えるなり、英語で独り言をいうことをオススメします!
TOEIC学習に飽きたら? ③Meetupでネイティブ達に会ってみる
「Meetup」というアプリでは、英語を含めて、さまざまなイベントの情報を知ることができます!
アプリをインストールしていただくと、自分の興味のあることを尋ねられます。
英語、料理、盆栽、ペット、科学などなど、あらゆるジャンルがあります。
複数選択することができ、興味のある分野のイベント情報が届くようになります!
英語のイベントの場合は、無料~500円程度が相場で、2~3時間程度グループで集まって会話するという流れです。
グループは大抵の場合大人数で、イベント開催場所はスターバックス、貸しホールなどさまざまです。
ネイティブと会話できるチャンスは少ないと思います。
「オフラインで英会話したい!」という人にMeetupはオススメです!
TOEIC学習に飽きたら? ④発音学習に力を入れてみる♪
ご紹介した中で一番オススメな方法が「発音学習」に力を入れることです。
発音学習に力を入れるとネイティブらしく話せることや、リスニング力が飛躍的に上がります!!
発音学習はリーディング時にも絶大な効果を発揮します。
私たちはリーディングをしているとき、心の中で単語を声に出して読んでいます。
※速読の世界ではこれを「内読」と呼び推奨される読み方ではありません(母語に限る)
リーディングするときに、心の中で単語を声に出して読んでいるならば、単語の発音があるはずです。
たとえば「button」という単語。
発音がわからないと「button」=「ボタン」と心の中で読んでしまいます。
「button」の発音記号はアメリカ英語で「bˈʌtn」で、「バッンン」という発音です!
「ボタン」といわれれば「あぁ、ボタンのことね!」と理解できるかもしれません。
しかし、「バッンン」といわれると「なんじゃそりゃ?」と思い、意味を理解することができません。
リーディング中に心の中で発音しているなら、正しい発音を身につけた方が英語の学習効率も格段に上がります。
発音学習をしておけば、リスニングのときも何をいっているかハッキリと聞き取れるようになるでしょう。
発音学習に関してはこの本を強くオススメします。
著者はバイリンガル日系カナダ人で、日本人が使う英語の特徴を熟知しています!
上記で紹介した発音方法のほか、目からウロコの発音方法をかなり教えてくださります。
発音も限りなくネイティブに近づけます!
また、著者は「日本人のためのネイティブ英語」RK English school代表でもあります。
本書を読むと、「light」「right」「write」の発音の違いはもちろんのこと、いくつかある発音しない「発音」を知ることができます。
イラスト付きで説明がとにかくわかりやすいです!
ぜひ発音学習を試してみてください!
まとめ
TOEIC学習に飽きた人へ、違った方向からの英語学習をご紹介させていただきました。
英語学習をイヤイヤしても英語力は身につきません。
英語学習が嫌いになってしまえば本末転倒です。
違った方向から英語学習にアプローチすることで、モチベーションを高く保つことができ、結果的にTOEICの点数も伸びていくと思います!
英語学習は果てしない道のりです。
その英語学習と上手く付き合うためには英語を好きになることが一番です。
気分転換でも良いので自分に合う英語学習方法を探してみてください!
もっとも、公式テキストをコツコツとくりかえして学習することがTOEICで高得点をとる近道だと思います!
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