こんにちは!
WEBライターの松岡です。
突然ですが、質問です。
あなたは満員電車が好きですか?
「はい、好きです!」
と答える人はいないと思います。
ほとんどの人は通勤・通学のための満員電車が嫌いでしょう。
きゅうくつで、蒸し暑くて、イライラする!!と感じていると思います。
ですが、私は満員電車を嫌いと思ったことはありません。
というのは、満員電車を「人との温もりを感じる場所」と考えることで、満員電車が好きになるからです。
こいつクレイジーだな。
と思った方、もちろんいらっしゃるでしょう。
しかし、このコンテンツを読み終えたあと、一人でも多くの方が満員電車を好きになり、全国の満員電車が幸せな場所になることを私は信じています。
1. なぜ満員電車が嫌いになるのか?
満員電車が嫌いになる理由は、身動きが取れないことや蒸し暑いなどありますが、主な理由はパーソナルスペースが侵されるからです。
パーソナルスペースとは、他人に近付かれると不快に感じる空間のこと。
それ以上近づいてほしくない目に見えない境界線のことを表します。
パーソナルスペース(境界線)は相手との親密度で変化します。
1966年、アメリカの文化人類学者のエドワード・T・ホールは、パーソナルスペースを4つのゾーンに大別しました。
パーソナルスペースが侵されると、「闘争か逃走か」のストレスホルモン「アドレナリン」が過剰に分泌されます!
アドレナリンが分泌されると、運動能力や判断力が上がる反面、攻撃的になり、キレやすくなります。
満員電車では、知らない人がパーソナルスペース(境界線)を大幅に侵すため、私たちはストレスを感じるとされています。
ちなみに、パーソナルスペースが緩い国ではインド。
厳しい国ではスェーデンが有名です。
見知らぬ人が半径2m以内に近づくと、スェーデンの人は磁石が反発するように離れていくそうです。
しかし、満員電車ではパーソナルスペースを避けて通ることはできません。
では、どうすればいいのか。
ここで、私が実践している満員電車が好きになる方法をご紹介いたします。
2. 満員電車が好きになる方法
満員電車が好きになる方法は、「満員電車を人との温もりを感じる場所」と考えることです。
このように考えることで、満員電車は幸せな場所に早変わりして、満員電車が好きになります。
とはいっても、「満員電車を人との温もりを感じる場所」と考えることは実際のところむずかしいです。
相当な変わり者ではない限り、こうした考え方をする人はいないでしょう。
そこで思いついたことが「人は誰しもイヤなことはしたくない!」ということ。
まずは「満員電車でストレスを感じる」と考えることがイヤになってもらう研究をご紹介します。
2-1. 満員電車を好きになる方法① ストレスをストレスと考えない(嫌いなこと回避)
How to make stress your friend
(ストレスを味方に付ける方法)
こちらのURLは、3万人のアメリカ成人を8年間にわたって研究した結果の動画です。
前年にひどいストレスを経験した3万人のアメリカ成人のうち、43%である1万3千人の死亡リスクが高まっていることがわかりました。
しかし、この結果はストレスが健康に害を及ぼすと考えている人だけに当てはまることでした。
ここで述べられていることはストレスを害と考えることが害であるということ。
ストレスを害と考えることで、死亡リスクがグンと高まるのです!
これを実証するため、ハーバード大学で自分たちのストレスへの反応を有用なものとして考える実験が行われました。
ストレスへの反応を有用なものとして考えると、心臓は高鳴ってましたが、心血管はリラックスした状態のままであったのです。
これは健康的な状態とされ、喜びや勇気を感じるときの状態にかなり似ているそうです。
つまり、ストレスを害と考えれば死亡リスクがどんどん高まり、ストレスを有用なものとして考えれば健康的な状態になるのです!
2-2. 満員電車を好きになる方法② 人との温もりを感じる場所と考える(感謝をする)
先ほどの考えを発展させたものが、満員電車を人との温もりを感じる場所と考えることです。
「……あなたは、ドMなんでしょう?」
という質問が飛んできそうですので
「とんでもない!」
とお答えしておきます。
さて、上の考え方は科学では説明がむずかしい部分でもあります。
そのため、まずは自分の経験談からご紹介いたします。
私は、お金を支払うときに感謝をします。
これを2年ほど続けています。(声には出しません)
感謝をすることで起こることは、自分と相手が幸せな気持ちになる、ということです。
科学的な視点からいうと、感謝をすることで幸せホルモンである「オキシトシン」が分泌されます。
オキシトシンには、私たちが人との共感力を高め、周囲の人を進んで助けたいと思わせること、同情心や思いやりを持つように思わせる働きがあるとされています。
たとえば、弁当屋さんで弁当を買うとき。
弁当には「野菜」「お米」「魚」が入っています。
農家の人、漁師の人、市場で取引する人、販売する人など、関わる人全員を想像して心から感謝をします。
これにより、自分と弁当を販売してくれる人が幸せになるのです。
これは満員電車でも同じことがいえます。
満員電車に乗っている周りの人は働いている人ばかり。
その人たちが働いてくれてるおかげで社会が成り立っている→ありがとう。
そう感謝をすることで、満員電車が温もりを感じる場所と考えることができるのです。
感謝をすることで発生する「幸せの気」は周囲に伝わります!
そうして、周りにいる人が、一人また一人と幸せな気持ちになり、満員電車が温もりを感じる場所になっていくのです。
2-3. 満員電車が好きになる方法③ 「瞑想する」「音楽を聴く」「電子書籍を楽しむ」
これまでは「考え方を変える」という方法でした。
もし、考え方を変えることがむずかしいようであれば、好きなことに打ち込むと良いでしょう。
- 瞑想する
- 音楽を聴く
- 電子書籍を楽しむ
などなど。
好きなことに打ち込むことで、ストレスホルモンである「アドレナリン」の過剰分泌が抑制されといわれています。
ただ、ここで注意していただきたいことが、ネットサーフィンやSNS使用は控えた方がよいということです。
ネットサーフィンをすること、SNSを使用することで私たちは憂うつになる傾向があります。(例:Instagramの投稿をスクロールしてみる)
アメリカでは、SNSの使用頻度が増えるのにつれて、10代の自殺率が高まっていることを示唆する報告がされています。
憂うつ感はストレスへと繋がるため、上でご紹介した3つの方法を試してみることをオススメいたします。
まとめ
・満員電車でストレスを感じる理由はパーソナルスペースが関係している。
・満員電車が好きになる方法は3つ。
- ストレスをストレスと考えるのではなく、自分にとって有用なものと考えること。
- 満員電車を人との温もりを感じる場所と考えること。
- 自分の好きなことに打ち込むこと(瞑想する、音楽を聴く、電子書籍を楽しむ)
・スマホでネットサーフィンやSNS使用は控えるべし!
満員電車がイヤになったら、このコンテンツを思い出してほしいです。
「そういえばあんなクレイジーな考えの人もいたな」
と電車内でクスッと笑っていただけたら、さらに満員電車に対するストレスはなくなるのではないでしょうか!
このコンテンツで一番伝えたかったことは「考え方を変えてみる」ということです。
考え方をひとつ変えるだけで、驚くべきほど世界は変わると信じています。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!
◾️おまけ
哲学的なお話です。
アリストテレスによると、問題の原因は4つあるとされています。(四原因説)
- 質料因
- 形相因
- 作用因
- 目的因
このうちパーソナルスペースは3.作用因に含まれます。
「人が近づくためにアドレナリンが過剰に分泌される」という作用が働くからです。
ここで注目したいのは4.目的因です。
なぜ満員電車に乗るのかといわれれば、会社にいくためという目的があります。
つまり、問題の原因として「会社へ行くこと」が含まれています。
しかしこの問題を解決するために「会社を辞めること」はむずかしいです。
そのため、考え方を変えることが問題を解決するためになによりも重要であることがわかります。
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