※本の読み方は個人の自由です!!
こんにちは!
本の虫とはいえないものの、読書好きな松岡と申します。
突然ですが、みなさんは
「読んだ本の内容を忘れた!」
という経験はありませんか?
私は思いっきりあります。
これおもしろい!と思う本でも、その内容を思い出せないことがよくありました。
本の内容を思い出せない理由は「本の読み方が悪い」からです。
本の読み方が悪いと、時間をいたずらに浪費してしまいます。
(私のことなんですけどm(._.)m)
そんな個人的な経験から、この記事では「それダメ!な本の読み方」を7つご紹介いたします!
それダメ!な本の読み方【1】繰り返して本を読まない
一度本を読んだだけでは、著者の伝えたいこと、本の内容を十分に理解することはむずかしいです。
全体論(ホーリズム)といって、これは全体を理解することにより部分の理解が十分にできることを意味します。
全体がわからない状態で本を読み進めても、部分の理解が十分にできません。
一度本を読み通すこと、全体像を理解してから本を読み返すことで、その本の理解が十分にできます。
そのため、本の内容を忘れにくくなるのです。
全体が部分をうながす代表作品には『向日葵の咲かない夏』や『ロートレック荘事件』などがあります!
繰り返して本を読まないと忘れる〜エビングハウスの忘却曲線〜
エビングハウスの忘却曲線は、みなさんも聞いたことがあると思います。
エビングハウスの忘却曲線にしたがうと
「人間は一日経つと覚えたことの70%を忘れる」そうです。
【エビングハウスの忘却曲線イメージ!】
つまり、本を繰り返して読まなければ内容をどんどんと忘れてしまい、本の内容が頭に定着しないのです。
繰り返して本を読むことで本の内容が定着しやすく、また、新たな“きづき”を得ることができます!
それダメ!な本の読み方【2】楽しんで本を読まない→ファッションとして本を読む
最近では、本を読むことをファッションの一環として考えている人がいます。
(かなり少数派ですが)
たとえば、本を片手にやたらと人の目を気にする人など。
本は楽しんで読むものです!
楽しいことに熱中していれば、必然的に本に目が向けられるはずです。
ファッションとして本を読むのは、ただ時間を失うだけです。
せっかく読んだ本の内容も身につきません!
目が向けられないような本であれば、その本を読むことに適していないといえます。
ただし、読書習慣を身につけようとしている人は、本を読む形から入るのは重要です。
それダメ!な本の読み方【3】守破離を考えていない
守破離(しゅはり)とは、武道や茶道、芸術などの分野における“技術の段階”を表す言葉です。
- 守(半人前)
- 破(1人前)
- 離(1.5人前)
かっこつけて守破離という言葉を持ち出しましたが、
要するに「本には読むべき段階がある」ということです。
たとえば、本を読み慣れていない人が難解な哲学書を読むとします。
哲学についての事前知識がなければ、その本から得られることはほとんどありません。
新しい発見も少なく、「本=つまらない」という図式が芽生えることもあります。
そのため、本を読み慣れていないうちは「守」の段階である、興味のある本を読むことや、本をめくった最初のページにある前書きをみて、少しむずかしく感じる本を読むことが重要です!
人間の脳は、「自分の能力よりも少しむずかしい課題」に取り組んでいるときに活性化するといわれています。
脳内物質であるドーパミンが分泌され、集中力や記憶力が上がるそうです!
読み慣れて行くにつれて、守→破→離という流れを作るのが理想的です。
それダメ!な本の読み方【4】本の内容を説明するときに「タメになった」で終わる
「あの本はタメになった。だからお前も読むべきだ!」
どこがタメになったのか、ツッコミたい質問ではあります。
本の内容を説明するときに「タメになった」で終わるようでは、その本の内容は身についていません。(昔の私です!!)
人に本の内容を説明できる段階ではじめて本の内容が身につき“本を読んだ”といえます。
ただ、読んだ本の内容を説明できなくても、本の内容が身についていることがあります。
私は『できる人はなぜ、本屋さんで待ち合わせをするのか?』という本を読んでから、人との待ち合わせは本屋さんと決めています♪
この本には本屋さんで待ち合わせする習慣だけが書かれているのではありません。
そのほか37つの良い習慣が書かれています。
それらがいつの間にやら身についています。
本書を読み返して「今、行なっている習慣はここからきていたのか」と気づかされました!
それダメ!な本の読み方【5】本を読んで人格が歪む
専門的な知識について、「君、こんなことも知らないの?」と発言するとき。
本を読むことがすべてであるととらえて、本を読まない人を侮辱するとき。
頭の回転が遅い部下に対して、「なんでこんな単純なことがわからないの」と発言するとき。
本を読んで人格が歪められてしまえば、本を読む意味がありません。
本を読むことは、あなたを含めて周囲の人に幸せをもたらす行為です♪
侮辱されて幸せな気持ちになれる人はいません。
しかし、本を読むことで頭の回転が速くなるのは確かだと思います。
さまざまな事例を頭に蓄えておけるほか、本を読むことで思考力が磨かれるからです!
さまざまな事例を知っておけば、ある問題が発生した場合に
「この問題はこうしたらどうか」と機転が利きます。
また、思考力が磨かれていますので「問題解決能力」も自然と上がっています!
それダメ!な本の読み方【6】読んだ本の冊数で浮かれる
ほとんどの人にとっては「?」なことですよね。
実際にこのような人はチラホラいるみたいです。
読んだ本の冊数で浮かれている人は、「本を読んだ達成感」に終始している人が多いです。
「月に30冊読んだ~」
という人は「本を読むこと」より「本を読んだ達成感」を重視している人です。
はっきりいうと冊数にこだわる必要はまったくありません。
本当に好きな本(良書)に巡り会えたときは、1ヶ月間おなじ本を読むときもあります。(私だけかな?)
そのときの冊数は、もちろん月に1冊です。
しかし、その本の内容は自らの血となり肉となり、生涯忘れられない本となるのは明白でしょう。
それダメ!な本の読み方【7】同じジャンルの本しか読まない
たとえば、自己啓発書(自分の中にある潜在的な能力を引き出す本)しか読まない人がいるとします。
自己啓発書は別名「栄養ドリンク」とも呼ばれています。
自己啓発書を読めば、一時的にやる気が高まり、人生の方向性も定まっていくことでしょう。
しかし、自己啓発書でもそうですが、どれかひとつのジャンルに固執してしまうと、知識が偏ることや、本を読む人物にも深みがでません。
栄養ドリンクばかり飲んでも、肝心の能力がなければ能力を発揮することはできないでしょう。
世の中にはあらゆる本があります。
科学、哲学、芸術、経済、政治などなど。
あらゆるジャンルの本を読むことで、さまざまな知識が身につき、人物にも深みがでます!
まとめ
以上「それダメ!な本の読み方」を管理人の視点でご紹介いたしました!
まとめると、それダメ!な本の読み方は以下の7つです。
- 繰り返して本を読まない
- 楽しんで本を読まない
- 守!破!離!を考えていない
- 本の内容を説明するときに「タメになった」で終わる
- 本を読んで人格が歪む
- 読んだ本の冊数で浮かれる
- 同じジャンルの本しか読まない
最初にもいいましたが、本の読み方は個人の自由です!
ここでは私が「それダメ!」と思う本の読み方をご紹介いたしました。
ではでは、楽しんで本を読みましょう♪
最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございましたm(_ _)m
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