KP法とはなにか?
KP法とは紙芝居でプレゼンテーションを行うことです!
紙芝居の頭文字である「K」とプレゼンテーションの頭文字「P」を組み合わせた呼び名です。
「KP」と書いて「ケーピー」と呼びます。
KP法はアクティブ・ラーニング(積極的学習)を引き出すために重要と考えられている授業スタイルでもあります。
というのは、紙芝居によって話し手(教師)の説明時間が減り、聞き手(生徒)の活動時間を増やすことができると考えられるからです。
KP法のメリット
わざわざ紙芝居で行うプレゼンテーションに意味はあるのか?
「黒板」や「プロジェクター」でプレゼンテーションをする(授業を進める)と過去の資料を見ることができません。
授業のペースが早く、黒板に書かれたことがすぐに消されてしまうことやプロジェクターに映し出された資料がすぐに飛ばされてしまうことがあります。
一方、紙芝居であればボードに資料(軌跡)が残ったままであり、授業に遅れている生徒も、話についていけていないメンバーもすぐに参加できます。
KP法のメリットとしては、話に遅れている参加者が、今の話(授業)がどこに位置しているか、すぐにわかることが挙げられます。
ただ、KP法は資料を作成するために少し時間がかかることが難点ではあります。
KP法のメリット
●メンバーがプレゼンテーション(授業)に遅れても、話のストーリーが「見える化」しているため、すぐについていきやすい。
●むずかしい言葉や概念を説明するときに有効的
●聞き手の要望に合わせて資料をすぐに引き出せる
●話のくい違い(齟齬)が少なくなる
Kの枚数とPの時間
先ほどご紹介させていただいた 川嶋直(かわしまただし)氏によれば
K(紙)の枚数は10~15枚ほど
P(プレゼン)の時間は2~4分ほど
これで1セットということです。
3~4セットを組み合わせると10分ほどのプレゼンテーションができます!
KP法はWEBサイトでも使われる
現在、各WEBサイトは他のサイトとの差別化をはかるため、コンテンツ内に「動画を埋め込むこと」「パワーポイントを埋め込むこと」「漫画を作ること」「テロップを作ること」をしており、文字だけでのWEBサイトは淘汰されつつあります。
なによりも、むずかしい言葉や概念を説明するときにKP法は有効です。
KP法をコンテンツ内で使うことで、ユーザーの心理的な障壁を下げることができます。
むずかしい言葉や概念も「紙芝居」と聞くとかんたんに聞こえますし、実際にイメージとしてとらえやすいです。
KP法のまとめ!
●KP法とは紙芝居でプレゼンテーションを行うこと。
●アクティブ・ラーニングに重要であると考えられている。
●話のストーリーが「見える化」しているため、参加者が話についていきやすい。
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました☆
おまけ☆
私は「アクティブラーニング(積極的学習)」に「ブログ」を導入するべきだと思っています。
アクティブラーニングには、発見学習、問題解決学習、調査学習、体験学習、グループディスカッション、ディベート、グループワークなどが有効とされています。
ブログは、上記のアクティブラーニングに有効な学習方法をすべて含みます。
ブログは、ネタを探すためにつねにアンテナをはる必要があり(問題発見学習)、発見した問題に対するアプローチ方法・自分の意見を(問題解決学習)調査を交えながら(調査学習)文章化します。
また、共同で物事を考え、意見を交わし合えば(グループディスカッション・グループワーク)より主体的・積極的な学習方法を構築できます。
さらに、ブログはコンピュータサイエンスの知識も必要とします。
プログラミングは既存の教科と合わせて教えられ、プログラミングの目的は自分自身で価値を生み出すことです。
ブログであれば、コンテンツという形で「価値」を生み出すことができます。
コンテンツに対する社会からの反応もわかるため、生徒のモチベーションも高まるでしょう。
既存の教科(国語)の授業に「ブログ」×「プログラミング」を組み合わせれば、より生産的・積極的な授業ができると思います。
国語の授業であれば「書くこと・文章」を教師が教えることができます。
今ほど文章力が求められる時代はありません。
今だけではなく、今後も文章力は求められるでしょう。
というわけで、私はアクティブラーニングにブログを導入すべきではないか、と思います。
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