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Duolingoで中国語を30日間学習した成果|達成レベル

この記事は約10分で読めます。

 

Duolingo(ドウリンゴ)で中国語を30日間学習した!

本記事では、その達成レベルを4技能(スピーキング、リスニング、ライティング、リーディング)に分けて発表して、また、中国語の学習を続けられた理由とその動機をも発表したいと思う。

 


※中国語は大別して2種類あり、簡体字と繁体字とがある。

このうち、簡体字(かんたいじ)は中国大陸やマレーシア、シンガポールで使用されており、繁体字(はんたいじ)は台湾や香港、マカオで使用されている。

二者のうち筆者が学習した中国語は「簡体字」である。


 

 

Duolingoで中国語を30日間学習したらできること

 

30日間とはいえその学習量によって中国語の出来具合は大きくことなる。

 

だいたいわたしの場合は平均して1日1時間〜2時間はDuolingoで中国語を学習していた。

 

そして30日間でDuolingoの中国語の単元はすべて修了している。

 

Duolingoの中国語の単元は合計で88あり、単元には2〜7のレッスンがある。

Duolingoの単元とレッスンとレベルの説明

この数のレッスンをクリアすると、その単元を修了する。

 

さらに単元には1〜5段階のレベルがあり、レッスンをクリアしたら単元のレベルが2に3に上がる、というシステムである。

 

以上のことを踏まえてさっそく4技能に分けて中国語でできることを発表したいと思う。

 

1. スピーキング

 

スピーキングは自分の名前と趣味について自己紹介ができる。

 

それに加えて自分の感情を短文で言い表すことができる。

 

これはたとえば日本語の「中国に行きたい」とか「餃子がきらいだ」など感情のことである。

 

また、疑問(質問)を提示することもできる。

 

たとえばこれは「それはなんですか?」とか「いつが休みですか?」とか「どこに行きたいですか?」などの質問が該当する。

 

中国語は発音(ピンイン)が最重要

 

もっとも中国語で重要なことは発音(ピンイン)である。

 

基本の発音は4声あり、少しでも発音を間違えると言いたいことが伝わらない。

 

ある中国人に筆者の発音を聞いてもらったのだが、2~3度発音してはじめて意味が伝わった。おまけに筆者の中国語の発音は矯正されて返ってきた。

 

中国語の発音を身につけることはDuolingoだけでは難しい。

 

そのため、筆者はDuolingoと並行してChinese.For.usというYoutubeのビデオで中国語の発音を学習していた。

 

2. リスニング

 

「中国語耳」の道は開通しておらず、その道は塞がれ閉ざされている。

突然、中国語で質問されても理解はできない。

 

しかし、自分が中国語で質問したことに対しての相手の中国語の返答ならばーー短文であればーー理解できる。

 

また、たまに街へ出かけると中国人の会話が聞こえてくることがある。

その声に精力をそそいで耳を傾けると、理解できる単語を拾うことはできる。

 

「中国語耳」の道は完全に塞がれているわけではなく、ところどころに隙間があり、中国語をわずかだけなら聞き取ることができる。

 

3. ライティング

 

自分が話せる中国語の範囲であれば中国語で文章を書くことができる。(※スピーキングでできることはライティングでもできる

 

Hello Talkという(中国語でも英語でも)外国人とインターネット上で交流できる語学学習アプリを使い、筆者の中国語が(文法が)正しいのかどうか確認してもらった。

 

およそ意味は伝わるが、ところどころに文法の間違いがあり、訂正される。

 

Duolingoの欠点はライティングを向上させることがむずかしいこと

 

こうしたアプリやパソコンを使って中国語で文字を入力するときには、拼音で(「わたし」を意味する「我」ならば「wo」と)入力すれば、中国語が予測変換で表示される。

 

そのため、スマートフォンやパソコンで中国語のライティングをすることには差し支えないだろう。

 

しかし、目の前に白い紙が用意されて、ここに中国語を書きなさい、と言われると、途端にライティングに支障をきたしてしまう。

 

4. リーディング

 

おそらくDuolingoで中国語を学習して一等向上する技能は「リーディング」である。

 

中国料理店へ行けば、店内にある注意書きや、お店のメニューの大半を読むことができる(それがなにを意味するのか、どのような発音なのかを理解している)。

 

わたしたちにとって中国語は理解しやすいのか?

 

英語が得意であれば、母語を日本語とするわたしたちにとって中国語は理解しやすい。

 

というのは、わたしたちは漢字に親しみがあり、中国語の漢字をもとに日本語はつくられているからである。たとえばヘブライ語は、その文字から意味を推測することは難解である。

 

עברי(ヘブライ語の例)

 

親しみがあるのみならず中国語の文法は英語の文法にちょっと似ている。

 

以下では日本語と中国語と英語の文構造を色づけしている。


日本)わたしは ごはんを たべる

中国)  米饭

英語)I eat rice


 

 


日本)私は (あなたが 何を 言ったのか) わからない

中国) 不知道 (  什么)

英語)I don’t know (what you say)


 

主語が最初に置かれ、次に述語、次に目的語という構文は中国語と英語に共通している。

 

しかしこと副詞に関していえば、中国語は日本語に似ている。

 


私は (今日の午後2時に) 〇〇へ行きます

我 (今天下午二点) 去 〇〇

I will go to 〇〇 (at 2 in the afternoon today)


 

総括すれば、英語が得意であれば、母語を日本語とするわたしたちにとって、中国語は理解しやすいのである。

 

Duolingoで中国語を学習するときの注意点

 

Duolingoで中国語を学習するならば、日本語ではなく英語を介して中国語を学習する。

高度な英語の文法は要求されないが、中度の英語の文法は要求されるため理解している必要がある。

たとえば現在完了形(have been)や関係代名詞(This is what I say)などが中度の英語の文法に値する。

 

中国語の学習を続けられた理由

 

わたしが中国語の学習を続けられた理由は、アプリ学習による成功経験に依拠している。

 

むかし英語に苦手意識を抱いていた筆者を、あるアプリ(ゲーム)が、英語を苦手から得意に一変させてくれた。

 

だからアプリで一通り言語を学習すれば、その言語をどの程度理解できるのかを心得ている。

言語学習の全体像を理解していたことが中国語の学習を続けられた理由のひとつである。

 

もっとも普段からスマートフォンに接している私たちにとっては、アプリ学習は、そのアプリが毎日視界に入るわけであり、続けることの契機となりやすい。これが学習を続けられたふたつめの理由である。

 


ちなみに英語のアプリというのはNintendoの開発商品の『もっと英語漬け』のこと。

英語の教材として『もっと英語漬け』は圧倒的大多数から高評価を得ている。

『もっと英語漬け』のように、Duolingoもタッチペンで書くプログラムがあれば、初学者にとっての語学学習の市場を席巻できるのではないかと思う。


 

なぜわたしは中国語を学習しようと思ったのか?

 

中国語を学習しようと思った理由は、ひとつには、身近に中国人の存在を感じることが頻繁になったからである。

 

そしてふたつめの理由は自己成長の(進化への)希求である。

わたしは言語を身につけたところにある(総合的な)自己能力の向上に惹かれたため言語学習をはじめた。

言語を学習することは、単なる知識の蓄積にとどまらない、その能力の展望は異文化理解力・包容力にのぼる。

そしてこれは分野横断型の幅広いことがらを凝縮した厚みのある意思決定が下せることを類推させる。

 

語学ができる基準は3ヶ国語以上をマスターしていること

 

いま、「語学ができる」基準は、3ヶ国語以上をマスターしていることを意味している(ように思われる)。

 

「日本語と英語ができる」ことがあたりまえであり、そこにさらにもう1ヶ国語をマスターしていなければ、「語学ができる」とはいえない。

マスターとは、自分の職業に差し支ない程度の語学力を意味している。

 

今後のわたしの中国語の学習の目標!

 

30日間中国語を継続して学習して、ここで中国語の学習を途絶えさせることは中途半端な語学スキルを身につけたに留まるだけである。

 

おそらく30日間中国語を学習してはじめて「入門レベル」を脱して「初級者レベル」に達することができる。

 

筆者はこの「初級者レベル」のさらに先の「中級者レベル」に達するまで中国語の学習を続ける。

 

成果として表さなければ客観性が担保されないため、中国語検定と呼ばれるHSKの4級の試験をーーこれは英検3級に妥当する(?)ーーを受験して合格するつもりである。

 

ちなみに客観性を担保する方法としては、なにも検定や資格を保持しなくてもよろしい。

というのは、身についているスキルはわたしたちの言動のように表面ににじみ出るからである。

たとえば、わたしたちの論理力や人間性は目に見えるようなスキルで担保されることはない。しかしこれは文章を書くときや意見を発表するときに、表面に現前するのである!

すなわち、ある物事への理解の浸透度は、わたしたちの言動のささいなことにまで影響しているのである

だから一端の知識や思想を取り入れるだけでは、言動のいたるところで矛盾が生ずるのである。

 

まとめ

 

この30日間チャレンジというのは、GoogleエンジニアであるMadCatt氏から着想を得ている(というよりは発想を頂いた)。

 

彼は、小説の創作に登山活動に、さらには「砂糖断ち」を30日間続けた。この30日間の経験は、彼の本職に有意に生かされているはずである。新しいことへの挑戦は、私たちの脳内に新しいニューロンネットワークを構築する。これにより新しいアイデアが誕生するかもしれないし、仕事の生産性が(業務効率が)向上することは大いに考えられる。

 

Duolingoは、英語も中国語もフランス語もロシア語も、そのほか20ヶ国以上もの言語の学習環境を無料で提供している。

 

無料で外国語を学習でき、その学習効果が最大化される最適な環境が整っているため、全世界で1億2000万人がDuolingoを使って外国語を学習している。

(※2020年9月の調べではユーザー数5億人超!)

これから中国語の学習をはじめるならDuolingoで基礎を固めることを強くおすすめしたい。(ここから筆者と友だちにもなれます)。

 

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