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言語

英語や中国語などの外国語を学ぶことの意味を考えること、日本語の特徴について考えること等、言語を知り、言葉を身につけ、自由な表現で創造の土台をつくります。

日本語

笑いえらぐの「えらぐ」について

笑の字源をしらべると、こう書いてあったーー笑は〈巫女が手をあげ、首を傾けて舞う形。神意をやわらげるために「笑いえらぐ」動作をすることをいう〉。 これを読んで、笑いえらぐの「えらぐ」とはなんだろうかと思った。「えらぐ」とは、古今...
アイデア

優美とは何か|美の沈黙について

理解への欲求は人性の常である。いったい人が闇雲に惹かれてゆく旅も、終えてみれば旅の序はじめである。旅の苦労の果てには爽快な生命力を認めるが、しかし相変わらずの空の下、またも旅に誘われてしまう。 さて、美は、常理を知らない、夢幻...
アイデア

荘子の音楽観|思想と文体と音楽との類似性

「人の自然な生まれつきを失わせるものに音楽がある」。道家の荘子(紀元前369年頃 - 紀元前286年頃)によると、音楽は五つの音階が耳をかき乱してものを聞きとれないようにさせる、という。また同じく道家の老子によると、感覚的な欲望にと...
アイデア

作品における神獣の存在意義について

思うに、作品における神獣の存在意義とは、はなはだ人間中心的な解釈だが、それが「読者の存在感覚を満たす適当な対象」ということである。神獣という存在の疑わしいおぼろげな対象は、何かを読みて相対的に存在感覚を得られる人間に、その答えの既得...
アイデア

日記とは何を書くものか|日記の書き方と内容について

私は都会から田舎へ越してから毎日、日記をつけている。しかしその日記の内容をふりかえりみると日常のありふれた生活が書かれているだけである。その無味乾燥さに反省の機会を得、日記とは何を書くものかその断案をここに記す次第である。 ...
日本語

列挙法とは何か?列挙法の効果と用法について

「列挙」とは何かを調べると、『広辞苑』には「ならべあげること。数え立てること。〈人名を―する〉」とある。そして、列挙法とは何かを説明したり描写したりするさいに語句をならべあげて、その何かの一面一面を明らかにして全体を判然とさせるレト...
日本語

懼れる・惧れる・恐れる・怖れる・畏れる・怯れるの違いについて

何か物事に「おそれる」を意味する字には、懼・惧・恐・怖・畏・怯などがある。これらの字の違いを主に『字通』を参考にして記したい。 惧れる(懼れる) 惧の正字は懼に作り、瞿く声。瞿は鳥が左右をみておどろくさま。その心...
アイデア

「楽しむ」「愉しむ」「娯しむ」「耽しむ」などの違いについて

『日本語の水脈』という本によると、たのしいの語源は、酒やたばこといった嗜好品、音楽などに恍惚と酔い、しびれるような身体的な満足、繰り返したい充足を得ることである。「たのしい」は、中世になると「お金持ちである」や経済的に「豊かである」...
アイデア

難しいとは何か|「難しい」は「むずかしい」か「むつかしい」か

難しいとは何であろうか、「難しい」と書いて何と訓むのであろうか、「むずかしい」なのか「むつかしい」なのか。何かを理解するには一般に辞書を引くのが簡便である。日常用語を辞書で引くには及ばないだろうけれども、自分のことばの意味を一般の用...
日本語

「違う」は「ちがう」か「たがう」か|ちがうとたがうの意味を解説

「違」の字の訓義を調べてみると、「違」の訓義には《一、めぐる。二、上下に異なる方向にめぐるので、たがう意となる。そむく、もとる、ことなる。三、相違い離れることから、さる、はなれる。(以下省略)白川静『字訓』より》とある。現代における...
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