長年夢精という病を患った。私は以前に「自慰行為についての考察」というような記事を執筆した。その記事はかつて一週間に1万回も読まれる人気ぶりであった。
この記事の主旨は、自慰行為を禁止して時間を有効活用しよう、ということであるのだが、女性から人気を博すために自慰行為を禁止しよう、と男性諸君には解された。(自慰行為を禁止するとテストステロン値(男性の魅力値)が高まる)
さて、こうした記事を執筆する著者には、自慰行為を禁止することが求められる。むろん自慰行為はばかばかしく、記事を執筆する随分と昔から手をつけてはいなかった。なるほど、たしかに私は自慰行為を禁止してはいたのだが、そのかわりに「夢精」が頻発しはじめた。
ちなみに男性は射精に至ると、身体に悪臭がからみつく。だから夢精が起こった日には必ずシャワーを朝に浴びなければならなかった。
しかも夢精日には何事も手につかない。一日中、なんとも言えぬ悲愴感に苦しめられる。
一体どうすれば夢精から解放されて、しかし射精はせずに済むのだろうか。
夢精の対策方法としては、ただ女性にまつわる性的な観念をわたしから除くことであった。
わたしは女性にまつわるいやらしい変態的な妄想(白昼夢)が頭の中ではじまったら、読書する、筋トレする、掃除する、外へ出かける、女性をみない等々して、女性という性的な観念を剪除を通りこして完膚なきまでに撲滅してやった。
こうして私は女性から解放されて、今や性欲を制圧したのである。だからアレが頭をもたげる回数はかなり減ったのである。
もしまともな人生を過ごすのならば、こうした方法は試みないほうがいいけれども。
まとめると、自慰行為の禁止にともなう夢精の対策方法は、女性にまつわる白昼夢の剪除である。
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