本井波律子『酒池肉林』の感想 ○酒池肉林、それは広大な庭園をもつて、酒で池を造り、干肉で林を飾り、また美女で庭をにぎわせて、その情景をゆつたりと眺ると云つた、権力者の贅沢な自慰である。 ○権力者のかうした贅沢三昧を非難するのは容易ひ。けれども、ふりかえつて現代... 2022.10.02本