日本文学小林秀雄|『モオツァルト・無常という事』の読書感想 小林秀雄のように音楽を語ることは、なかなかにできることではあるまい。美は人を沈黙させる力があると言われる。けれども、もし人がその人格の美をもって作品と対するならば、美の幻惑の魔術はもはや魔術ではなく、大自然の一切は同一となり、かくて... 2021.11.15日本文学本美音楽
アイデア菱川師宣『見返り美人図』について雑感 芸術家は己の理想像を現出させるのであろうが、『見返り美人図』の女性が菱川師宣ひしかわもろのぶ(1618?-1694)の理想となると、その趣味を疑わずにはいられないだろう。およそ400年前の女性とはいっても、優しさを感じさせぬ、けわし... 2021.11.14アイデア美